11月5日(火)11日(月)
福岡市立北崎小学校3年生の児童の皆さんへ向けて
身近な海の魅力や問題について考える2回連続授業を行いました!
夏には5年生の皆さんへ向けて海山交流を実施したように
学校のすぐ目の前に海が広がっている北崎小学校。
フィールドワークも織り交ぜながら、楽しく授業を進めていきます。
【1回目】
まずは、教室で今回の講師を務める〈じゅん〉の自己紹介や
福岡の海の水中世界について。
身近な海にも魅力溢れる世界が拡がっている反面、
海洋ごみ問題をはじめとする様々な問題を抱えていることを
映像から感じることができましたね!
可愛らしい水中生物の映像を見た直後、
海底ごみの現状を目の当たりにした児童の皆さんからは
「生きものたちが可哀そう。。。」という声が聞こえてきました。
映像を見ながら話を聞くと、よりリアルに水中世界を感じることができますね。
その後、実際に目の前の海でビーチコーミングを楽しみながら
五感で海を学びます。
魅力を感じるもの・不思議なもの・映像にも出てきたプラスチック…
気になるものをどんどん拾い集めていきます。
「じゅん先生、これなにー???」
「なんか可愛いの見つけたー!」
「こんなごみも落ちとるやーん!」
など、たくさんお話をしていると
アッという間にバットのなかがいっぱいになりました。
ビーチをじっくり観察すると
貝殻や海藻などの海の魅力を感じられるものや
海洋ごみ問題を
手に取って感じることができます。
再び教室に戻ってからは、博多湾に生息する生きものたちを目の前で感じる時間!
アナゴ、ゴンズイ、ガザミ、イソズジエビなど
なかなか間近に見ることのできない水中生物たちに
みんな興味津々です。
生きもの大好きな〈じゅん〉も
みんなが楽しそうに生きものたちを見てくれて嬉しそう(*^^*)
また、ビーチで拾ったマイクロプラスチックと
クサフグの口の大きさを比べている様子も見られました。
「間違って食べてしまうかもしれんやん!」
この授業を通して、海の魅力と問題について
しっかり学ぶことができましたね!
2回目の授業では、
「魅力溢れる海の生きもの」「生きものたちを脅かす海洋ごみ問題」
「身近な海を守るために、自分なら何ができるか」について
ポスターを制作して発表します。
ポスターの下書きをして1回目の授業は終了となりました。
【2回目】
1回目の授業から、およそ一週間後。
いよいよ感じたことを発表する時間です。
2~3人でペアになって、黒板に貼ったポスターを示しながら
大きな声で発表してくれました!
魚の特徴について調べたことを、自分の言葉で文字にしてくれていたり
想いのこもった可愛らしい絵をたくさん描いてくれていたり
「マイクロプラスチックがたくさん落ちていた」など
実際に感じた問題を文字や文章で表現してくれたり
とてもしっかり考えながら
ポスターを制作したことが伝わってきます。
「出かけるときはマイボトルを持ち歩く」
「ごみ拾いをする」
といった【行動宣言】もあって、とても嬉しかったです!
皆さんの発表が終わって、改めて前回の振り返りの時間。
「海洋ごみ問題や磯焼けの問題などがある一方で、魅力もたくさんある北崎の海。
この海の魅力を見て、守って、伝えることができるのは皆さんです!」
〈じゅん〉のこの言葉に児童の皆さんがしっかりと耳を傾けてくれていました。
2030年までに自然の損失を食い止め、反転させ、
2050年までに完全な回復を達成する「ネイチャーポジティブ」が
世界的な社会目標として掲げられています。
現在8歳や9歳の皆さんが15歳、35歳になったとき
地球全体の自然環境が豊かであるよう
この授業で感じたことをたくさんの方に伝えていってほしいと思います。
北崎小学校の皆さん、2回の連続講座という機会をいただき
ありがとうございました。
またお会いしましょう!
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