3月28日(金)
佐賀県唐津市で「Nature Positive Forum 九州 #1 KARATSU」が開催され
ふくおかFUNも活動の発信や運営のお手伝いをさせていただきました!
開催前日の27日(木)には…
ウニの密度を管理することで藻場の再生に取り組む袈裟丸彰蔵さんによる
フィールドワーク!
ネイチャーポジティブを実現するため
日本全国から唐津市を訪れた参加者の皆さんとともに
ウニの除去体験やアマモ場づくり活動を行いました。
アマモ場づくりでは
それぞれの名前や想いを書いた木製の札を
苗とともに袈裟丸さんに託します。
「海のなかに想いを届けてくれる感じが、すごく嬉しいー!!!」と
ついつい笑顔になってしまいました(*^^*)
「自分が手を添えた苗」という印象が強くなって
日常の生活に戻っても海のなかに意識を向けることのできるアイデアが素敵です☆
さて。
翌日となり、いよいよフォーラム開催!
唐津市長も来場され
「唐津市ネイチャーポジティブ宣言」が発表されました。
「唐津の美しく豊かな自然環境を守り、育て、次世代に引き継いでいくため、
環境活動により一層力を入れて取り組んで参ります」との宣言が、とても力強かったです!
その後、会場では基調講演と
3組のトークセッションが行われました。
東北大学大学院 生命科学研究科 続合生態研究室教授 近藤倫生さんからは
ふくおかFUNも取り組んでいる「環境DNA」を軸とした環境調査や保全に向けた考え方の
お話がありました。
「人も魚も昆虫も…DNAを辿れば祖先は繋がっている」という言葉がとても印象的でした。
どんな生きものも「同じ地球という星に暮らす家族」と考えると、その命があり続けるために
おのずと考えたり行動したりしてしまうと思えたんです。
また、株式会社バイオーム 代表取締役の藤木庄五郎さんからは
「現実世界(リアル)はゲームよりも面白い!出会った“いきもの”を集めて世界を冒険しよう!」と開発された
アプリBiomeのお話から生物の分布や都市開発のリスクを把握するための仕組みのお話をしていただきました。
楽しみながらデータを取得して、それが環境保全に役立って行く…
すごく持続可能な取り組みだと感じました!
基調講演のほか、3つの議題からトークセッションも開催されました。
◆多様な主体を活かす中間支援機能の役割◆
一般社団法人 MIT 代表理事 吉野元さん
一般社団法人 サステナビリティセンター 代表 太齋彰浩さん
一般社団法人 フィッシャーマン 川鍋一樹さん
◆企業活動で地域と自然資本の未来を拓く◆
アイフォレスト 株式会社 代表取締役CEO 丸山孝明さん
自然電力 株式会社 武山真紀さん
日本生命保険 相互会社 岩本昌弘さん
◆教育が描く環境・社会・経済の新たなバランス◆
九州大学うみつなぎ統括プロデューサー 清野聡子さん
一般社団法人 Think the Earth 理事・プロデューサー 上田壮一さん
早稲田佐賀高校 早稲田佐賀中高教諭 平野佐矢子さん
株式会社 リバネス 福田裕士さん
「中間支援」「企業」「教育」の視点から
ネイチャーポジティブ実現の鍵を探るお話が繰り広げられました。
どの分野の皆さんも、環境の保全・再生に欠かすことのできない視点やスキルをお持ちだということを
改めて実感するディスカッションでした!
私たち、ふくおかFUNも
大切にしている「対話」のチカラを育みながら
様々な主体の方々と想いをを結び合わせることで
自然を守り伝えることができると考えています。
それぞれの主体の持つ強みを活かしながら
持続可能な取り組みを模索していきたいです!
基調講演とトークセッションの合間には
パネル展示を行っている行政・企業・団体等のライトニングトークが行われ
ふくおかFUNも活動内容や唐津市との連携についてお話させていただきました。
福岡・佐賀から環境活動の輪を拡げ
ネイチャーポジティブの実現を目指して参ります!
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