東京湾シンポジウムに行ってきました!
主催は国土交通省の国土技術政策総合研究所、東京湾再生官民連携フォーラムと
東京湾の環境をよくするために行動する会を中心に
官民の垣根を越えて東京湾を思う人達でつくられたシンポジウムでした。
大学や報道機関、釣り人、漁師、行政、NPOといった
それぞれの立場で発見した成果を発表していきます。
ここには、科学的なデータだけでなく、
漁師や釣り人、海浜公園に関わる人などの肌感も含めた貴重な情報が集まりました。
発表が終わると、この内容を誰もが共有できるできるデータにするために
その場で発表内容をまとめていきます。
発表内容をまとめるために、総合討論として作られた時間の中で、
主催者が丁寧に確認しながら、かつ発表者も正しく伝わるように表現について工夫していきます。
このシンポジウムで発表した様々な主体が声を上げながら進んでいきました。
市民活動として、10年以上に渡ってアサリのサイズを追跡調査してきた団体からの報告や、
海苔や海藻の食害について実際に映像で伝える団体もありました。
また、釣り人にデータの提供を呼びかけることで
ハゼの生息域について調査をしている団体もありました。
やはり、環境活動をしている主体だけが調査をしていくよりも、
市民からの声も集まる仕組みがあるとより大規模な調査もできるのだなと感じました。
またポスターセッションでは、行政、市民やNPO、民間企業など
それぞれの取り組みが一枚絵にまとめられていました。
その中でも私が気になったのは、海藻を利用して資源循環に取り組む民間企業の活動や、
多摩川河口にコアマモの天然群落が形成されるのかの継続調査についての報告などです。
東京湾を、海をよくするための活動がこのように活発に意見交換されることで、
効果的に海を守ることができるのではないかと思います。
博多湾でも東京湾に負けないくらい活発な議論ができるこのような場を
もっと作っていきたいと思いました。
これからは、私たちも多様な主体としっかり連携しながら
活動をしていきたいと思いを強くした1日でした!
ありがとうございました!
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この視察出張は、独立行政法人 環境再生保全機構「地球環境基金」の
助成を受けて実施しています。
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