Think The Nature Positive 九州 in KARATSUに参加してきました!

みなさん、こんにちは!〈じゅん〉です!

12月12日(木)と13日(金)
「Think The Nature Positive 九州 in KARATSU」に参加してきました!

2日間で30団の方々が参加していらっしゃいました。

参加者は50名、北は宮城、南は熊本など、
福岡・佐賀・長崎の団体を中心に多くの人が集まる会でした。

1日目のテーマは「海業と海洋環境を流域から考える」ということで始まり
フィールドワークが実施されました。

まずは室内からスタート!
唐津市カーボンニュートラル推進係の楢崎さまよりご挨拶がありました。

・どういった経緯でこの会を実施したのか
地域循環共生圏(環境省)のステークホルダーづくり
・玄界灘の中心に位置する唐津から、玄界灘沿岸地域のネイチャーポジティブを発信していくこと
などの情報共有がありました。

続いて、唐津市の皆さんと今回の会を共同で運営している
一般社団法人GBPラボラトリーズの小田切さんから2日間の流れの紹介があり

今回いろいろな立場の方が参加しているので、どんな話が聞けるのか楽しみで、胸を躍らせていました!

次にインプットトークとして、東北大学の太齋さんよりお話がありました。

・ネイチャーポジティブを実現する難しさ
・自然の価値をどう生み出すか
・環境DNA調査の手法について
など貴重なお話があり、ふくおかFUNとしても多々共感できる部分があって勉強になりました!

続いて、海藻研究所の新井さんより
海底湧水と呼ばれる海の底から湧き出る水の重要性についてお話があり、
自分自身としても新しい知見を得ることができました。

インプットトークが終了すると、フィールドワークへ。
1か所目は浜崎海岸でした!

環境DNA調査を行うチームと海底湧水を掘るチームに分かれて活動開始!

私はふくおかFUNの現場代表として、環境DNA調査チームに参加!!!

水をスポイトで取り、シリンダーと呼ばれるDNAを吸着させるものに水を通すのですが…問題が発生。


*写真右スポイトとシリンダー

何度も何度も水を吸ってシリンダーに通す作業を20回ほど繰り返す予定だったのですが…
20回出来るのは水が透明の場合です!

水が濁っているとシリンダーが詰まり、スポイトを押すのが固くなるのですが、
今回の水は前日の雨の影響で激濁り(泣)

筋トレが趣味の自分が大苦戦するぐらい固すぎる。(本当に固いんです)
結局20回押す予定のところ8回水を通して終了となってしまいました。。。

しかしながら、とても貴重な経験になりました!

一方では、海底湧水をホリホリ。

見てみると本当に水が湧いている…!
こんなに身近にも湧水があるとは!驚きです!!!

続いて、2地点目。
浜崎海岸に注ぐ、2級河川の玉島川で環境DNAを採水します。

3地点目は、更に上流の九州の尾根と呼ばれる樫原湿原の散策と
環境DNAの採水を実施しました。

樫原湿原では恐縮ながら、私から湿原の重要性や生物についてご紹介させていただきました。(緊張した)

海・川・山を巡り、
改めて繋がりについて考えることができました。

山の栄養は川へ、そして海へ巡ります。

海を守ることと山や川を守ることも、繋がっており、
全てを保全してようやくネイチャーポジティブが実現できるのではないか

と、思いました。

フィールドワークが終了すると、交流会へ!
フィールドワーク中も多くの方とお話できましたが、もっともっと話したい!!

ワクワクです。

対馬で活動されている、丸徳水産の犬束さんより
料理が振舞われました!

写真にある料理は、海藻を食べすぎてしまい磯焼けを起こすと言われている
イスズミのフライです。

本来あまり好まない魚なのですが、食べてみると美味しい!!
臭みもなく、ふわふわでまた食べたくなる味でした!!

実は水産庁でも賞を取っているような商品で読んで気になった方は
そう介プロジェクト」で検索してみて下さい!

交流会では、それぞれの活動のことや今後の展望についてしっかりと対話することができ
とても充実した時間になりました!!!

2日目は事例共有・ディスカッションが行われました。

東北大学の太齋さんからスタート!

・山に囲まれた南三陸・志津川湾におけるカキ養殖がコストも養殖個体の数も減らしたのに何故売り上げが上がったのかということ
・里山の保全や生ごみを燃やすのではなく肥料にし、無料で手に入る物に変え循環をつくったこと
の事例をご紹介頂きました!!

個人としては大変勉強になり、地域循環について深く考える事ができました!

海藻研究所の新井さんより
全国各地の湧水環境や藻場についてご紹介いただき
「こんな場所にも!こんな場所にも!」と驚きの連発であった一方で
環境問題の深刻さにも気づくことができました。

ここまで、海のお話が中心でしたが
日本自然保護協会の小林さんからは、山の取り組みとして全国での里山モニタリングについてお話がありました!

市民調査・各地でのモニタリング成果について共有いただき
全国各地、津々浦々での調査に驚きと共感がありました!!

続いて、ふくおかFUNとも共同研究を行っている九州大学菅研究室の菅先生より海底地形についてお話があり
実は他の惑星の地図を作るより海の地図を作る方が難しいことや、作成した地図などご共有いただきました!!

個人的に面白いと思ったと同時に、海にとてもロマンを感じました!!(笑)

そして、次はふくおかFUNの出番です!!
代表が登壇!!!!

ふくおかFUNの取り組みや連携の重要性についてお話させていただきました。
何度も「お~~」「へぇ~~」といった声を頂き、FUNスタッフとして誇らしい気持ちになりました。

ブログを読んでいる方!お腹いっぱいになり始めてそうですが、携帯をスクロールせずご覧ください!!

まだまだ、これからです!!!

今度はマリンハビタット壱岐の田山さんより
海におけるリーフボールの取り組みと農業からの海へのアプローチなど壱岐での事例をご紹介いただきました!

島での連携・農業から海の環境を良くしていくための新たな視点に驚きました!!

最後は対馬丸徳水産の犬束さんから!!

磯焼けを起こす魚の活用方法や対馬の海や山をめぐるツアーなど、
今すぐ参加したくなるようなワクワクするお話や映像をご紹介いただきました!!

13日のラストはグループディスカッション!!

今回集まった方々とランダムに5チームになり「自然資本をどうやって経済に乗せるか」ということについて
それに付随する壁や必要なことなどを、様々な立場から対話を行いました。

話した内容のなかで、特に印象に残っていることは
「活動をしていくなか、きついこともあるが、まずはニコニコしてやろう」というお話がグループ内であったことでした!

まさにその通りだと思っています。

現場から見た現在の環境問題は、予想以上に深刻で先が見えません。
ただ、きつい顔をしながら活動を行うと、更にネガティブになってしまう気がしています。

だからこそ「ニコニコして活動を行う」ことで自分も周りもポジティブに楽しく活動が行えるんじゃないかと
個人的に考えていて
同じことを思っている仲間が近くにいらっしゃたことで、さらに有意義な時間になった気がしました!!

2日間を通して
全国各地で活動する仲間と交流することができ、視野が広がり、
ネイチャーポジティブ何とか達成できるんじゃないか…!?と思えるようになりました。

来年度は壱岐・対馬・唐津など
もっと広域の方々とも連携していき、2030年までにネイチャーポジティブ達成するぞ!!!!

Jun

Jun

ガサガサを3歳から続けているガサリスト

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