10月26日
FUKUOKAおさかなレンジャーフォーラム「未来へつなぐ私たちの山川里海」を
開催しました!
FUKUOKAおさかなレンジャーは、福岡市農林水産局水産振興課と
一般社団法人ふくおかFUNとの共働事業です。
昨年度までは、おもに福岡市の皆さまへ向けて博多湾の魅力と課題を発信してきましたが、
最終年度となる今年度は、福岡市の枠を越えて博多湾の豊かさを守り伝えていくための活動を行っています。
その第一歩目として、7月には大野城市・春日市・太宰府市・那珂川市(五十音順)
そして、福岡市漁業協同組合の漁師さんにご参加いただきフォーラムを開催しました。
※7月のフォーラムの様子はこちら→***
第2回目の開催となった今回。
ご参加いただいたのは、福岡市の他に
糸島市・宇美町・粕屋町・志免町・新宮町・太宰府市・筑紫野市(五十音順)職員の皆さま
福岡県職員の皆さま
「水と緑の楽校(福岡大学)」と「太宰府水から川る会」のお二方
特定非営利活動法人グリーンシティ福岡の志賀様にファシリテーターをお願いし、
瀬戸内地方で環境活動を行っていらっしゃるNPO法人アーキペラゴの森田様をオンラインでお繋ぎしたら
いよいよフォーラムの開幕です!
はじめに行ったグループディスカッションでは、博多湾に流れ着くごみを減らすために
それぞれが思う[ポジティブな現状]と[ネガティブな現状]を紙に書き出して発表します。
「はじめまして」の方がほとんどのなか、和やかな雰囲気で
自然と笑顔もこぼれます(*^^*)
「海よりも山が近くにある」「海よりも川で遊ぶことが多い」という市町の皆さまとも一緒に
博多湾について考えると、こんなにたくさんの言葉たちが!
・クリーンアップを実施しても、毎回同じ量のごみが出る
・マイクロプラスチックになると回収できない
・海洋ごみに無関心な層がまだまだ多い
・面や線ではなく、点での活動が多い気がする
様々な課題があるのが現状ですが、以下のようにポジティブな感覚も並びます☆
・SNSで海洋ごみに関する福岡からの発信をたくさん見かけるようになった
・20年前から川の清掃活動を続けている人がいる
・マイクロプラスチックについて知っている人が大幅に増えた
・海のこと、ごみのことを伝える人たちがいる
・ボランティア用にごみ袋が配布されている
・みんな海が好き!
身近な自然を守っていくための現状を共有したら、それを踏まえて
アーキペラゴの森田様が行っていらっしゃる取り組みを全員で学びます。
環境問題をどれだけ身近に感じているか、どれだけ目に見えて伝わってきているか・・・
場所や状況により、課題について捉え方の違いはあるものの
「海」で繋がっている瀬戸内地方での取り組みを教えていただき
とても勉強になりました!
山・川・里・海は繋がっていて、陸域での「モンダイ」が流れ着く先は「海」
海洋ごみ問題が世界中で注目されるなか、それをどれだけ自分事にできるかで
課題解決に向けて歩んでいけるスピードやチカラは変わってくるのではないかと感じています。
フォーラムが終わる頃、身の回りの自然や博多湾について考える言葉たちで
ホワイトボードはぎっしりと埋め尽くされました!
【どうすれば、多くの方々と一緒に海洋ごみ問題を考えていけるのか】
福岡市を飛び出したFUKUOKAおさかなレンジャーの試行錯誤は続きます。
海や自然と向き合う課題解決は穏やかな道のりではないかもしれませんが、
「一緒に考えてみよう」と思ってくださった方々との繋がりを大切にしながら
走り続けていきます!
福岡・博多湾の魅力を未来に繋いでいくため、
自然を想う人の輪が拡がっていきますように☆
フォーラムにご参加いただいた皆さま
運営に携わっていただいた全ての皆さま
本当にありがとうございました。
またお会いできる日まで、それぞれの場所で、それぞれができることから始めていきましょう!
「私たちは繋がっている」と結び付きを意識しながら。
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